イタリアからのレポート

2016年07月03日 Il tempo vola..

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はじめまして。

現在ナポリ東洋大学に留学中のkumiと申します。実は、去年(2015年)の9月からイタリアのナポリに留学しています。

日本の大学で2年半イタリア語を勉強し、大学三年生の秋から留学を始めました。大学からの派遣留学期間はおよそ1年なので、残りの留学生活もわずか約1ヶ月となってしまいました。

私は現在大学4年生で、日本にいる私と同学年の大勢はすでに着々と就職活動を始めていますが、留学中の私はまだほぼ何も手を付けていません。時間のあるときに情報集めをするくらいです。

やはり、留学中は語学の勉強・留学先でしかできないような経験をする方が大事だと思うので、就職活動は帰ってから本腰を入れることにします。将来は、イタリア語を生かした仕事に就きたいと考えていて、たまたまイタリアとの関わりを持てる仕事・情報を探していて本協会を見つけました。

さて、私がなぜナポリ東洋大学を選んだのかというと、すでに留学へ行かれた先輩の話を聞き、興味を持ったのと、私は大学入学前に南イタリアを旅行したことがあり、またここへ戻って来たいと思ったからです。

先輩によると、「ナポリ東洋大学では日本語を勉強している、または日本に興味のある学生が多くいるので、友達を作りやすい。また、ナポリは治安があまり良くないと言われているけれど、治安の良くないところを避けて、気をつけていればいいところだ。」という話でした。どの先輩もナポリの話をする際には、どこか懐かしそうでした。

ナポリ東洋大学には、先輩もおっしゃっていた通り、日本語を勉強しているイタリア人がたくさんいます。

日本とイタリアは距離的には離れているのに、たくさんの学生が日本に興味を持ってくれているのを知って、嬉しかったです。ナポリ東洋大学に来てすぐに、たくさんの友達ができました。授業で知り合ったばかりのイタリア人でも、すぐに打ち解けて、みんなでpizzaを食べに行ったりしました。

日本の場合、イタリアへ旅行する日本人はたくさんいますが、まだまだイタリア語を勉強している日本人は少ないかと思います。

大学の第二言語にですら、イタリア語を採用しているところは少ないように思います。私もイタリア語、もしくはイタリアにもっと興味を持ってくれる人が増えるため、将来的に貢献していきたいと思います。

余談ですが、イタリア人の中には、他のラテン語圏の国々と言語が近いこともあって、2、3ヶ国語、あるいはそれ以上話せる人も私の周りには多いです。

ここからは、9ヶ月イタリアに住んで感じたナポリの印象について述べたいと思います。

ナポリは大きな街であるにもかかわらず、観光客も含め、日本人はあまり滞在していません。たとえばローマに行くと、いたるところに多くは観光客ですが、日本人を見ます。

しかし、ナポリには、ナポリっ子、他の国の移民、中国人が多く滞在していて、日本人の観光客を見かけるような場所はいつもだいたい同じ場所です。

ナポリのCentro Storico(歴史的市街地)のあたりやLungomare(海沿いの通り)のあたりをよく散歩しましたが、すべて徒歩で行けてしまうので、一緒に留学している日本人にもよく鉢合わせました。ナポリは人口が多いけれど、ある意味で小さい街だと言えるかもしれません。

イタリア人は話すのが基本的に早いですが、ナポリの人はさらにナポリの方言を交えて話します。

ナポリの子供達は元気いっぱい、いたずら好きで、もちろんナポリの方言も話します。時々悪ふざけをする彼らには、子供だと油断せずに気をつけてください。大人も子供も大きな声で話し、時には騒々しいとさえ感じさせるナポリですが、情に厚く、骨太、また気前の良い彼らからは、たくさんのエネルギー、元気をもらいます。

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ナポリのLungomare、卵城のあたりは天気が良いと本当に海が綺麗で絶景です。ナポリは基本的に晴れの日が多いので見に行ける機会が多いです。

ナポリの街並みはナポリの小高い丘にある街、ボメロから見るとまた美しいです。イタリアの中でも治安が悪いと言われ、敬遠されがちのナポリですが、pizzaは安くておいしいし、見所は他にもたくさんあります。

日本人のイメージするイタリア人がここにいるかと思います。ぜひ一度、ローマに行く際などには、ローマからは特急電車で1時間ほどなので、もっと日本人にも観光で来てもらえたら良いかと思っています。ただ、どこの街もそうですが、スリには十分に気をつけてもらいたいです。

拙い文章になってしまったことをお詫びいたします。また次号からもよろしくお願い致します。

kumi