スタジオジブリ初の全編3DCG制作となる『アーヤと魔女』。
全編82分の長編アニメーションで、映画館で公開するのではなく地上波のNHK総合で放映というところも新しい試みで、宮崎吾郎監督の手でどんなジブリワールドになるのかが楽しみですよね!
そして、ついに『アーヤと魔女』の声優陣も発表されました。
誰がどの役を担当するのか、原作を読んだ私がキャラクター情報もまとめながらご紹介したいと思います!
クリックできる目次
『アーヤと魔女』アーヤ役の声優:平澤宏々路
アーヤのキャラクター・性格

出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658
アーヤは赤ん坊のころに捨てられ、孤児院の「聖モーウォード子どもの家」で暮らしている女の子。
居心地の良い孤児院に居続けたいがために、子供を貰いに来る大人にわざと自分が嫌われるように仕向けたり、周囲の人たちが自分の要求をつい受け入れてしまうよう交渉したりする力に長けているところは「ずる賢い」と言えるかもしれません。
「他人にどう見られるか」を気にせず「自分が楽しく生きたい」という自分軸で物事をとらえ、自分が幸せになるために過酷な環境のなかでもめげずに挑戦する度胸や根性、粘り強さを持っています。
アーヤの性格をまとめると以下のような感じなので、アーヤ役を演じるには大胆不敵で計算高いけどどこかかわいらしい…という絶妙な雰囲気を出せるかがポイントだと思います。
- 計算高い
- 負けず嫌い
- 怖いものがない
- 思ったことをズバッと言える
- 空気を読んで自分の立ち振る舞いを調整できる
- 自分の幸せのために果敢に困難に立ち向かう勇気がある
アーヤ役の平澤宏々路とは

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/saitotakashi/20190707-00133132/
主人公のアーヤ役は、オーディションを勝ち抜いた平澤宏々路(ひらさわこころ)さんが抜擢!
まずは簡単にプロフィールをご紹介します。
名前:平澤宏々路(ひらさわこころ)
生年月日:2007年9月21日(2020年11月現在13歳)
出身:東京都
身長:147cm(2019年時点)
特技:運動・卓球
趣味:和菓子の食べ歩き
ペット:チンチラの「とろろ」
所属事務所:研音
憧れの女優:長澤まさみ
デビュー:2009年のQBBチーズのCM
平澤宏々路さんは、2歳でQBBチーズのCMに起用され芸能界デビュー。
その後、3歳で映画デビューし、現在までに40本以上のテレビドラマにも出演する実力派子役です。
運動が得意で、運動会ではアンカーも務めたことがあるとか。
活発なところが、アーヤと共通していますね!
NHKの『アーヤと魔女』公式HPでは、2020年11月12日に平澤宏々路さんは『アーヤと魔女』作品に対して以下のコメントを発表しています。
アーヤ役の声優を務めさせて頂きました平澤宏々路です!
オーディションの時は『合格するのは難しいかもしれないな』と思っていたので、アーヤの声優に選ばれたと聞いたときは本当に嬉しかったです!スタジオジブリには歴代のジブリの作品が沢山飾ってあって、本当にジブリの作品に参加できるのだと実感し、ワクワクしました! この素直な感情をそのまま伝えられるといいなと、思いながら収録させていただきました。強くて明るい、少し生意気だけど憎めない、そんなアーヤを楽しんでいただけたらなと思っています!皆さんの『ココロ』に響きますように!
出典:NHK
『アーヤと魔女』ベラ・ヤーガ役の声優:寺島しのぶ
ベラ・ヤーガのキャラクター・性格

出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658
ベラ・ヤーガは、孤児院からアーヤを連れて帰った風変りな魔女。
家事や掃除全般が苦手で、いつも家の中はかなり汚れており、掃除や魔法薬を作る手伝いをさせるためにアーヤを引き取ります。
朝から晩までアーヤを働かせようとし、アーヤが口答えするとすぐに怒鳴ったり脅したり…口うるさいおばさんといった感じでしょうか。
マンドレークと同居しており、夫婦なのかそうでないのかは原作では明確になっていないのですが、とにかくマンドレークを恐れて内心反発しながらもマンドレークの言いなりになっています。
ベラ・ヤーガを演じるには、とにかく高圧的で意地悪そうな雰囲気を出すことがポイントだと思います。
- 怒りっぽい
- 脅しや力づくで解決しようとする
- 面倒くさがりでアーヤに家事などを教えようとしない
- マンドレークを恐れて言いなりになっている
ベラ・ヤーガ役の寺島しのぶとは

出典:https://www.oricon.co.jp/news/56433/full/
意地悪な魔女ベラ・ヤーガを演じるのは、女優の寺島しのぶさん。
寺島しのぶさんと言えば、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞や東京国際映画祭女優賞といった国内の賞だけでなく、世界三大映画祭のベルリン国際映画祭で最優秀女優賞にあたる銀熊賞も受賞した、実力派中の実力派女優。
そんな寺島しのぶさんのプロフィールも簡単にまとめました!
名前:寺島しのぶ
生年月日:1972年12月28日(2020年現在47歳)
出身地:京都府→東京
血液型:B型
職業:女優
芸能事務所:アプティパ
2020年11月12日の発表されたコメントを見ると、なんと寺島しのぶさんは声優初挑戦だそう!
舞台やドラマなどで活躍する大御所女優なので、初声優というのが意外でした。
人生初めてのアニメの声優で、スタジオジブリさんの作品に参加させていただけるなんて夢のような体験でした。どんな環境に置かれても見事に逞しく生きていくアーヤの姿は今この時期の私たちに、必ず勇気と希望を感じさせてくれることでしょう。
出典:NHK
普段はサバサバした性格という寺島しのぶさん。
ベラ・ヤーガもある意味サバサバしているので、初挑戦の声優でどんな表現をされるのか楽しみです!
『アーヤと魔女』マンドレーク役の声優:豊川悦司
マンドレークのキャラクター・性格

出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658
マンドレークは、ベラ・ヤーガと同居する魔法使い。
無口でおとなしく1日のほとんどを自分の部屋に引きこもって過ごし、食事の時だけ部屋から出てきます。
面倒なことがとにかく嫌いで、少しでも気に食わないことがあるとイライラしてベラ・ヤーガを叱りつけたり、脅したりします。
ベラ・ヤーガと夫婦なのかは原作でも明らかになっていませんが、夫婦だとしたらかなりパワハラ・モラハラ夫ですね。
- 神経質
- こだわりが強い
- 面倒なことが嫌い
- 内向的で1日中部屋に引きこもる
- 強い魔力を持っており、デーモンを操る
- 気に食わないことがあるとベラ・ヤーガをすぐ怒鳴る
マンドレークを演じる際は、モラハラ・パワハラ感を爆発させることと、無口で静かなときと怒り狂っているときのメリハリがポイントになると思います。
マンドレーク役の豊川悦司とは

出典:https://www.cinematoday.jp/interview/A0007415
マンドレーク役は、俳優の豊川悦司(とよかわ えつし)さんが担当することに。
豊川悦司さんと言えば、数々のドラマや映画に出演してきた大御所中の大御所俳優。
豊川悦司さんのプロフィールも簡単にまとめますね!
名前:豊川悦司
生年月日:1962年3月18日(2020年11月現在58歳)
出身地:大阪府八尾市
血液型:O型
身長:186cm
体重:80kg
所属事務所:アルファエージェンシー
2020年11月12日の発表されたコメントを見ると、なんと寺島しのぶさんだけでなく、豊川悦司さんも声優初挑戦だそうです!
アーヤと魔女。憧れのジブリ作品にやっと呼んでいただきました。初の声優にドキドキでした。最初のセリフを口にした途端、ワクワクが止まらなくなりました。オトナのような君達へ、コドモのようなあなた達へ、今だからこそ、より愛したくなる素敵な(クリスマス)プレゼントになりました。どうか受け取ってくださいね!
出典:NHK
豊川悦司さんは2007年の映画『愛の流刑地』で、ベラ・ヤーガ役の寺島しのぶさんと共演。
その際は不倫関係になった小説家と人妻という設定でした。
ベラ・ヤーガとマンドレークは、まるですっかり冷めきった夫婦のような関係性なので、このあたりをお2人がどう表現するのかも気になります。
『アーヤと魔女』トーマス役の声優:濱田岳
トーマスのキャラクター・性格

出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10005
トーマスはベラ・ヤーガに魔女の使い魔として飼われている黒猫です。
猫ではあるものの魔法に詳しく人間の言葉が話せるだけでなく、本も読めるほど頭がいいです。
ベラ・ヤーガにいつも追いかけまわされたり、意にそぐわないと脅されたりするため、ベラ・ヤーガが嫌いなよう。
ベラ・ヤーガが使うミミズの魔法で懲らしめられたことがあり、ベラ・ヤーガに反抗してまたミミズの魔法を発動されることをかなり恐れています。
- 淡白な性格
- 魔女の呪文に詳しく頭がいい
- ミミズの魔法に対してかなり臆病
- ベラ・ヤーガに飼われる運命に逆らいたいと思いつつも何も出来ていない
トーマスを演じる際は、賢く聡明な一方臆病で、ミミズの魔法を心から怖がっている雰囲気がポイントになると思います。
トーマス役の濱田岳とは

出典:https://www.youtube.com/watch?v=dYUgRqntFnE
黒猫のトーマス役には、濱田岳さんが抜擢!
濱田岳さんと言えば、シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じる俳優さんですよね。
濱田岳さんも、2020年11月12日に以下のコメントを発表されています。
憧れのジブリ作品に参加させて頂き、まるで夢のような時間でした。アーヤのどんな境遇も受け入れ、顔を上げて突き進む姿に勇気をもらい、笑顔にしてもらい、黒猫の僕に何が出来るかわかりませんが、独り立ち出来るまで、ずっとそばに居ようと思います。
出典:NHK