キングコング西野亮廣さんが製作して話題の映画『えんとつ町のプペル』。
2020年12月に公開した『えんとつ町のプペル』は、興行収入20億円、観客動員数も150万人を突破し、第44回日本アカデミー賞(2021年)の優秀アニメーション作品賞も受賞するヒット作となりました。
しかし一方で『えんとつ町のプペル』はネットでかなり叩かれてもいます…
『えんとつ町のプペル』がネットで叩かれる理由は何なのでしょうか。
詳しくまとめました。
クリックできる目次
『えんとつ町のプペル』が嫌われる理由は?
夢を持つことへの押し付け

引用:https://poupelle.com/
『えんとつ町のプペル』は、煙に覆われた町を舞台に、えんとつ掃除人の少年と、ゴミから誕生したゴミ人間の冒険を描き出すストーリー。
ストーリーの展開上、夢を追う少年 vs 夢を諦めた人 という構図になり、夢を持つことを押し付けられる感じがイヤという人が多くいました。
『えんとつ町のプペル』が宗教と言われる理由は?
映画館の熱量が異常

引用:https://www.fashion-press.net/news/56880
『えんとつ町のプペル』が宗教的と言われる理由の1つは、映画館での鑑賞者の熱量にあります。
映画が終わった後に拍手をするというのは、完成披露試写会や舞台挨拶などでは行われることはあるものの、普通の映画館で拍手というのはなかなかありませんよね。
さらに、西野亮廣さんのオンラインサロンで「上映後に拍手してください」という案内もあったということで、宗教っぽいと言われることになりました。
プペル、しらんまに映画化されていたうえ、サロンで「上映後拍手してください」みたいな案内もあったそうで、一気に宗教映画臭が上がっていって面白い。
— George@キジトラ㌠ (@George7650) December 31, 2020
繰り返し鑑賞する数が異常
『えんとつ町のプペル』のファン用語で、『えんとつ町のプペル』を映画館に見に行くことを「プぺる」と言い、映画館に行った数で「3プぺ」「10プぺ」と表現する言葉も誕生するくらい、『えんとつ町のプペル』は繰り返し鑑賞する人が多いのも特徴です。
公開日から連続27プペ目!
今日は前例右側
選んだ理由は、何となく関係者席ぽいから😁勝手に関係者気分♡
そして度を越した回数を見に行くと、信者と呼ばれ、怖がられます。メンタル弱い方は注意してくださいね!#えんとつ町のプペル#毎日プペる#Day27#予告編上映中のスマホ操作はOKですか? pic.twitter.com/TAcWKBhT61— 石塚貴紀@札鴨のジョー (@CleanCcs) January 20, 2021
良い映画は何度でも映画館で見たいもの。
そのため、繰り返し映画館で見ること自体は自然なのですが、その数が異常に多かったり、何回も見たことをSNSで拡散して宣伝したりすり人が多いと言うことで、宗教勧誘のようだと言われることとなりました。
感想・評価が異常に高い
『えんとつ町のプペル』は日本アカデミー賞を受賞するほど社会的に評価されている作品です。
しかし、一方で一部の感想や評価が似通っていたり、映画作品単体というよりも西野亮廣さんへの賛美が多いのも一般の映画とは異なる特徴です。
西野さんの想いや行動に想像を超える感動が‥ サイコーです。
引用:Twitter
プペルの感想ググってみたけど、なんか感想が全て似通ってるし拍手とかなんとか色々書いてあってなんか怖いな。内容は触れられてないからネタバレにはなってないみたいだけども。
— みなかみ (@minakaminaoya) December 27, 2020
ポスティングしてまで映画宣伝
『えんとつ町のプペル』は、映画に感化された人が自らポスティングしてまで『えんとつ町のプペル』を広めようとする運動が一部で起こっています。
実はこのポスティングというのは、西野亮廣さんさんが絵本作家の下積み時代に自ら実践していたこと。
『オルゴールワールド』という絵本のビラを1万枚刷って、かなり苦労して都内でポスティングしたそうなのですが、この行動力や実行力に憧れる西野亮廣さんの信者が『えんとつ町のプペル』のポスティングを行っていたという噂もあります。
「映画えんとつ町のプペル」よ。1月終わりに本番で現在最後の追い込み真っただ中の受験生(わが子含む)のためどうしても2月までロングラン上映してもらわないと困る!というわけで250枚チラシをポスティングしました@広島#えんとつ町のプペル#えんとつ町のプペル映画
— Benzoom (@Benzoom) January 3, 2021
えんとつ町のプペル映画公開、
いよいよ明後日ですね!!チラシのポスティング残り350枚!
本日中に配ります!#えんとつ町のプペル #西野亮廣エンタメ研究所 #西野えほん#ゴミ人間 pic.twitter.com/NLzFi5ID1m— 株式会社アドベンチャー (@adventure7522) December 23, 2020
自らポスティングに行くほど映画『えんとつ町のプペル』を広めなければという感覚は、一般の人にはないかと思います。
そのため、『えんとつ町のプペル』をボランティアでポスティングする人がいることも『えんとつ町のプペル』が宗教的だと言われる理由の1つです。
何かにつけてお金がチラつく
『えんとつ町のプペル』を語る上で外せないのがクラウドファンディングの存在。
西野亮廣さんは2011年頃に『えんとつ町のプペル』の構想を開始し、15年春からクラウドファンディングを使って原作となる絵本の製作を行いました。
映画の製作をクラウドファンディングで行おうとするのは新しいアイディアとして批判されるべきではないと思うのですが、西野亮廣さんはファンとの交流もお金に換えてきました。
そのため、何かにつけて西野亮廣さんが儲けている構図になり、ファンに「お金を出す歓び」を感じさせている点で宗教のようだと批判する人も多いです。
『えんとつ町のプペル』の評価はサクラや信者が多い?
サクラは多い

引用:https://www.amazon.co.jp/%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%A4%E7%94%BA%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%AB-%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%AE-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%B2%E3%82%8D/dp/4344030168
『えんとつ町のプペル』ではサクラが多いと当初から言われています。
その理由は、『えんとつ町のプペル』を称賛するツイートを全く同じ文章で何度もSNS投稿するアカウントが多いからです。
サクラってなんでみんな同じ文章ツイートするんだろう 絶対バレるのに #えんとつ町のプペル pic.twitter.com/naP81fwMnh
— ちくわまみれ (@chicuwamamire) September 2, 2021
えんとつ町のプペル絶賛してるサクラ、揃いも揃ってコメントが雑
お金もらってるなら感想くらいちゃんと書きなよ
あとそんなに素晴らしい映画ならオタクが飛び付いて二次創作しないわけがないので二次創作が全然出てこないのは不自然
オタクを雇って二次創作させよう— 進 (@tsuki_susumu) September 2, 2021
さらに、2021年2月15日の「東スポWEB」によると、大手クラウドソーシングサービスで『えんとつ町のプペル』の感想文が業務委託で掲載されていたようで、この感想やSNS投稿をお金で買うことが問題視され炎上となりました。
大手クラウドソーシングサービスが「【えんとつ町のプペル】上映中の映画館に関する記事作成!」「『えんとつ町のプペル』の感想を募集しています!」「報酬目当てではなく、『プペルが面白かったから、ぜひみんなにシェアしたい』という気持ちをもった方向けのお仕事です」といった感想記事の作成の業務委託を複数掲載しているのだ。
その報酬はというと、ある依頼では「1850文字以上の記事で19円」というなんとも厳しい条件。同サービスではシステム手数料として20%が引かれるというから、〝プペル絶賛〟の記事作成者が受け取れる金額はわずかに15.2円となる計算だ。
引用:東スポ(2021年2月15日)https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2761647/
この感想文・SNS投稿をお金で買うという行為は西野亮廣さん本人が行ったり指示したのかまでは明らかになっていません。
しかし、この一件から西野亮廣さんやそのオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』、サロン会員に対する風当たりは強くなりました。
信者も多い
『えんとつ町のプペル』に関する話題は、何かにつけてSNS上で話題となりトレンド入りしてきました。
その際目立つのが、一般人のはずなのに『えんとつ町のプペル』の宣伝のような投稿をしたり、西野亮廣さんのYouTubeへ流入するようURLを貼った投稿です。
ハロウィン限定で #えんとつ町のプペル が映画館に帰って来るそうです~✨😍✨
まだ観ていない方は、ぜひこの機会に映画館へ‼️
私は6回観ましたが、また観たい😆https://t.co/ALZlh01PI4— A Hikari (@ia0811yf1230) September 1, 2021
面白い映画を見たら「他の人にも勧めたい」という気持ちが沸き上がるのは普通ですが、数十人、数百人もの人が西野亮廣さんのYouTubeへのURLを貼るでしょうか。
西野亮廣さんの収入になることを、数百人が宣伝している…というのは、普通の映画ではありません。
西野亮廣さんの支持でサロン会員がURL入りのSNS投稿をしているのか、サロン会員自身が考えて西野亮廣さんの収入になるようにSNS投稿を繰り返しているのかはわかりません。
しかし、このあたりが『えんとつ町のプペル』のファン層が一般的な映画ファンと比較して異質と言われる理由です。
アンチも多い
映画『えんとつ町のプペル』や西野亮廣さんには、ファンも多いですがアンチも多いです。
サクラ疑惑や西野亮廣さんに心酔する人が映画館に行くことに嫌悪感を抱く人も多くいて、SNSでのアンチコメントも目立ちます。
改めて言うまでもないけど、
えんとつ町のプペルって
ディズニー映画と同カテゴリでもなく、
もちろんジブリ映画と同カテゴリでもなく、
「#キンコン西野 信者向け映画」だから
↓ここら辺と同ジャンルの映画なんだよね。
わたしゃ気持ち悪いから観に行きません。#えんとつ町のプペル pic.twitter.com/LVpBndyrSJ— ジュン1605 (@Jun_Blue_aoao) December 28, 2020
そのためファンvsアンチという構図になりやすく、SNS上で論争も起こりやすくなるのだと思います。