W杯アジア最終予選、サウジアラビア対日本の試合が日本時間2021年10月8日に行われ、日本はアウェーでのサウジアラビア戦で0-1で敗れました。
しかしその試合後のインタビューでサポーターから差別的ジェスチャーを向けられた吉田麻也選手が激怒。
吉田麻也さんに、一体どんな差別的ジェスチャーが向けられたのでしょうか。
詳しく調査しました。
吉田麻也に向けた差別的行為・ジェスチャー事件を動画で確認
日本時間2021年10月8日に行われたW杯アジア最終予選。
試合後のインタビューで吉田麻也さんに差別的ジェスチャーが行われたときの様子が上の動画から確認できます。
動画を詳しく見ていくと、吉田麻也選手がインタビュー中に激高するまでに起こった流れは以下ですね。
[box class=”box32″ title=”動画の内容”]
- 吉田麻也選手がマイクを向けられる
- サウジアラビアサポーターが勝利を大喜びしている
- 吉田麻也選手がサウジアラビアのサポーターを指さし避難
- 吉田麻也選手がフェンスまで詰め寄り一発触発の事態に
- 日本人スタッフが駆け寄り、冷静さを取り戻してインタビュースペースに帰る
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しかし動画を詳細に見返しても、具体的な差別的行為・ジェスチャー自体は撮影されていません。
そして、吉田麻也選手自身も差別的な行為がどのようなものだったかについては「ここでは控えます」と語り、詳しい内容については言及を避けました。
差別的な行為がどのようなものだったかについては、「事務方からFIFAやAFCにレポートが行くようにするのでここでは控えます」と詳しい詳細については言及を避けた。
引用:サッカーダイジェスト
そのため、ネット上でも「具体的にどんな差別的ジェスチャーを受けたのか?」が気になる方が多いようです。
しかし、この動画から差別的行為・ジェスチャーのヒントになることはいくつかわかりますよね。
- 吉田麻也選手がただちに怒るほど有名な差別行為・ジェスチャー
- 離れていても明らかに差別だとわかるもの
このヒントをもとに、吉田麻也選手に向けられた差別的行為・ジェスチャーが何だったのか考察してみます。
吉田麻也に向けた差別的行為・ジェスチャーとは何?
つり目ジェスチャー?
アジア人に向けられる差別行為・ジェスチャーに、つり目ジェスチャーがあります。
アジア人の目が欧米に比べてつり目であることから、目を引っ張ってつり目のようにして馬鹿にするのですね。
つり目ジェスチャーは日本人だけでなく、韓国人や中国人にも向けられます。
上の画像はロシアバレー代表コーチが韓国戦後にしたもので、かなり恥ずかしげもなく行っていますね。
このようなつり目ジェスチャーは有名なので、吉田麻也選手が遠くから見ても明らかな差別だとわかるため、もしかしたらつり目ジェスチャーをされた可能性もあります。
猿マネジェスチャー
日本人に向けられるジェスチャーのなかに、猿マネのジェスチャーというものがあります。
日本人は過去の高度成長期時代、外国で発明されたものを改良して輸出し多くの利益を得ていた時代がありました。
現在の大きな輸出産業である自動車も、元は海外で発明されたものを日本人がトヨタ方式でカイゼンし、品質の良さを極めて認められて大きな産業となったわけですが、この「マネして利益を取る」ように感じた諸外国人から「イエローモンキー」と揶揄されてきました。
黄色人種の日本人の肌をバカにする「イエロー」と、猿マネの「モンキー」ですね。
上の吉田麻也選手にヤジを飛ばすサウジアラビアのサポーターのなかには、頬をかくような猿マネの差別行為・ジェスチャーに見える人がいます。
そのため、吉田麻也選手に向けられた差別的行為・ジェスチャーは猿マネだったとも考えられます。
差別的ジェスチャーをした犯人は?
吉田麻也選手は試合後に「事務方がFIFAやAFCにレポートを出す」と語っていましたたが、差別的ジェスチャーに対してサウジアラビアサッカー連盟の会長や幹部が8日のうちに日本チームへ直接謝罪。
さらに、翌日も真摯な謝罪文も届いたとのことで、サウジアラビア側はかなり反省している様子ですね。
その謝罪文のなかでは、この差別的行為・ジェスチャーをしたサポーターには「既に厳格な処分を下した」との説明があったようで、日本側はこれ以上サウジアラビアに対して何か求めることはしないこととなりました。
スポーツアナリストを務める元サウジアラビア代表のカヤミ氏も『アラブニュース』を通じて「不適切で失望した。これはサウジアラビア人としての行動ではない」と苦言を呈していますが、犯人が10代の4~5人であることも明かしました。
あくまで今回の差別的行為・ジェスチャーをしたのはサウジアラビアを代表するものではないということで、サウジアラビアの人たちも吉田麻也選手に差別的行為・ジェスチャーをした4~5人の10代に怒りを感じていることがわかりますね。
今後このようなことが無いことを祈ります。