女子バスケットボール選手として注目されている馬瓜(まうり)エブリン選手。
シュートの決定力やゴール下へ切り込むスピードが日本人離れしていて、ハーフかと思う方も多いと思います。
馬瓜エブリン選手はハーフなのでしょうか?
また、ご両親の国籍はどこなのでしょうか?
馬瓜エブリン選手のプロフィールを調べました。
馬瓜エブリンはハーフ?両親の国籍は?
馬瓜エブリンはハーフではない
馬瓜エブリン選手のご両親はガーナ人。
つまり、馬瓜エブリン選手はハーフではなく、ガーナの血100%なのですね。
元々エンジニアだった馬瓜エブリン選手のお父さんが来日し、その後お母さんも来日して馬瓜エブリン選手を日本で出産。
馬瓜エブリン選手のご両親は、ガーナではなく日本で家族で生活することを選びました。
そしてバスケットで頭角を現した馬瓜エブリン選手姉妹のため、馬瓜エブリン選手が14歳のときに国際大会に出場するために家族全員で日本国籍を取得したのです。
小学生から始めたバスケットボール。夢中になって練習を続けるうち、みるみる頭角を現し、この時、すでに目標は…
「日本代表選手です。日の丸を付けてプレーするのが1番の目標です」
将来性を見込まれ14歳の時、U-16の日本代表に選ばれました。
当時のエブリンさんの国籍は「ガーナ」。
日本代表として国際大会に出場するため家族全員で、「日本国籍」を取得したのです。
出典:メ~テレ(2021年7月1日)
そのため、馬瓜エブリン選手姉妹もご両親も、元々はガーナ共和国の国籍だったのが、途中から日本国籍になったのですね。
[box class=”box32″ title=”馬瓜エブリンの両親の国籍”]
【父親】ガーナ共和国 → 日本
【母親】ガーナ共和国 → 日本
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馬瓜エブリンの経歴・プロフィールは?
馬瓜エブリンのプロフィール
圧倒的な攻撃力が強みの馬瓜エブリン選手。
そんな馬瓜エブリン選手のプロフィールをまとめました!
[box class=”box32″ title=”馬瓜エブリンのプロフィール”]
名前:馬瓜エブリン(まうり・えぶりん)
生年月日:1995年6月2日(2021年7月現在26歳)
出生地:愛知県豊橋市
出身地:東郷町
身長:180cm
体重:75kg
出身高校:桜花学園高校
所属:トヨタ自動車アンテロープス
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愛知県豊橋市で生まれ、東郷町で育った馬瓜エブリン選手。
2014年19歳のときにアイシン・エィ・ダブリュ(現:アイシン)に入社しているため、大学には進学しなかったのではと思います。
人種の違いに悩んだ子供時代
馬瓜エブリン選手は子供時代に、日本人との肌の色や髪の毛の違いでとても悩みました。
見た目の違いをからかわれ、人と話すことが怖くなって1人で過ごす時間が増えてしまったそうです。
馬瓜エブリン選手は当時の悩みを、雑誌のインタビューでも「大人になったら手術をしようか」と思ったくらいだと語っています。
本当に嫌で、大人になったら手術しようとかいろいろ考えていた。何もしゃべらなくてはいいのではという気持ちが大きかった
出典:メ~テレ(2021年7月1日)
両親がガーナから移住して、日本に定住したんです。両親とも日本人ではないので、お互い、小さい頃はいろいろありました。姉妹で話し合う事はなかったですが、身近で見てきたので、妹がいじめられていたら自分が飛んでいく、という事もありましたね
出典:事業構想PROJECT DESIGN ONLINE(2019年10月号)
人種や国籍の違いというリアルな悩みをお母さんに聞いたとき、お母さんの「人と違うところを悲しむのではなく、喜びをもって最大限に生かしなさい」という言葉に馬瓜エブリン選手は感動し、支えられたといいます。
私は母に『どうして私は日本語をしゃべれるのに、肌や髪の毛や体は違うの?』と質問しました。すると『あなたは日本人じゃなくてガーナ人だからそれが普通なの』と母は答えました。『人と違うところを悲しむのではなく、喜びをもって最大限に生かしなさい』」
出典:メ~テレ(2021年7月1日)
もし誰かが『あなたは黒い』と言ってきても『私はガーナ人だから黒いのよ』とニコニコと笑えばいい。その人はまた『黒い』とは言えなくなる。ニコニコして仲良くするのが1番いいといつも話している
出典:メ~テレ(2021年7月1日)
娘の悩みや辛さもわかったうえで、優しく激励したお母さんのフランシスカさん。
フランシスカさん自身も、心が強く凛とした女性なのでしょうね。
そして2008年には、馬瓜エブリン選手は法務省・人権作文コンテストの愛知県の最優秀賞を受賞。
人種や人権と言ったテーマに対し、普段から向き合って考えを深めた結果ですね。
小学4年生でバスケットを始める
馬瓜エブリン選手は小学校4年生のときにバスケットボールを始めました。
夢中になってバスケットボールの練習を続けるうち、みるみる頭角を現し、13歳になる頃にはすでに目標はバスケットボールの日本代表選手でした。
日本代表選手です。日の丸を付けてプレーするのが1番の目標です
出典:メ~テレ(2021年7月1日)
14歳で日本国籍を取得
馬瓜エブリン選手はバスケットボールでメキメキと実力を伸ばし、14歳のときに国際大会U-16の日本代表にも選ばれました。
しかし、日本代表として試合するためには日本国籍でなければいけません。
そのため、馬瓜エブリン選手は14歳のときに、家族全員で日本国籍を取得しました。
日本に帰化したことについて、馬瓜エブリン選手はご両親に感謝の言葉をインタビューで述べています。
私の夢をかなえるため、ふるさとの国籍を捨てる決断をしてくれた
出典:読売オンライン(2014年7月24日)
娘たちのため、生まれ故郷を離れた馬瓜エブリン選手のご両親。
ご両親にとっても帰化することはとても大きな決断だったと思いますが、娘を応援するために日本国籍を選んだエピソードが素敵です。