鬼滅の刃のキャラクターの中でも人気の高い、胡蝶しのぶ。
蟲柱として鬼滅隊のトップレベルの実力がある胡蝶しのぶですが、髪飾りや着物の柄になっている蝶のモデルはあるのでしょうか。
胡蝶しのぶの蝶のモデルについてまとめました。
胡蝶しのぶの蝶のモデルは?
胡蝶しのぶといえば、この着物の柄が印象的ですよね。
白・クリーム色がベースにありつつ、袖の淡い萌黄色と桜色が映えてキレイです。
柄は樹皮のようなシンプルながらも特徴ある柄ですね。
そして髪には大きな蝶々型の髪飾りが。
「蟲柱」という名前からも、この着物の柄は何かの蝶々がモデルになっているのではと感じますが、実は胡蝶しのぶの蝶のモデルは「アサギマダラ」という実在する蝶と言われています。
以下でアサギマダラについて詳しくまとめていきます。
アサギマダラはどんな蝶?
日本全土の山地に生息
アサギマダラは日本全土だけでなく、朝鮮半島や中国、台湾、ヒマラヤ山脈まで広く分布する大型の蝶。
九州以北で成虫が見られるのは5月から10月くらいまでですが、南西諸島では逆に秋から冬にかけて見られるようです。
標高の高い山地に多く生息するということで、日常生活の場でお目にかかることはなさそうですね。
毒がある
アサギマダラは幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしていますが、これは毒を持っていることを敵に知らせる警戒色のようです。
「毒を持っている」というのも、胡蝶しのぶとの共通点ですね!
胡蝶しのぶは日輪刀で鬼を斬って退治する他の鬼殺隊員とは異なり、鬼用にオリジナルで調合した毒で鬼を退治します。
胡蝶しのぶの戦闘スタイルも、アサギマダラから着想があったのかもしれませんね。
名前の由来は「色」と「柄」
アサギマダラの名前の由来ですが、「アサギ」というのは浅葱色のことで、「マダラ」というのはマダラ柄のこと。
浅葱色とは薄い葱(ねぎ)の葉のような鮮やかな緑みのある青で、新選組が羽織色で使用したことで有名ですね。
[memo title=”MEMO”]浅黄色(あさぎいろ)は浅葱色(あさぎいろ)とは別物。浅黄色は黄色味が強く、胡蝶しのぶの着物の色ではありません[/memo]
新選組が羽織に浅葱色を用いたのは「熱血誠忠」を示すため。
中国の故事で、昔、周の萇弘(ちょうこう)が君主を諫めるために自殺したところ、その血が凝って碧玉になったというものがあります。
この故事から、新選組は忠誠心の極まった形として浅葱色で「武士の死装束」として羽織を着ていました。
胡蝶しのぶも鬼殺隊の柱という戦士なので、武士のようなものですが、死装束の意味合いがある浅葱色を身にまとっている…というのも作者の伏線なのかもしれないと思うと鳥肌モノですね!