2021年9月の自民党総裁選には敗れたものの、闊達な話術や信念でファンが増えた高市早苗さん。
高市早苗さんはアメリカで働いていたこともあるということですが、過去に経歴詐称の疑惑も出たりして英語をどの程度話せるのかが気になりますよね。
そのため今回は、高市早苗さんが実際に話した英語の言い間違いなどから英語力を考察するとともに、過去の経歴・学歴から実際の英語力がどの程度なのか予想しました。
高市早苗は英語でどんな言い間違いをした?
高市早苗さんは、2015年7月22日にホンジュラスのエルナンデス大統領来日の際に英語で会談。
動画は音声が小さいものの、動画冒頭から高市早苗さんが以下のように英語であいさつしている様子がわかります。
Hello nice to meet you.
I’m Sanae Takaichi, Minister of Internal Affairs and Communication.
Welcome to Japan.
So, とりあえず This is my ネームカード, Just call me Sanae.
アメリカに住んでいたこともある筆者が聞いても、高市早苗さんの英会話は日本人訛りの英語にも感じますが、テンポよくスムーズに会話が出来ていてさすがです。
しかし動画を見るとわかりますが、自分の役職である総務大臣(Minister of Internal Affairs and Communication)を名乗ろうとして噛んでしまいました。笑
さらに、Communicationsと言うべきところをCommunicationと話しています。
とても細かいですが、communicationは可算名詞にも不可算名詞にもなり、通信装置・方法などの意味では、常にcommunicationsと複数形の形になります。
情報通信、電波利用についての制度やシステム作りをする総務省はcommunicationsとすべきなので、高市早苗さんの英語力はネイティブ並みではないと考えられます。
高市早苗の英語力はどのくらい?
英語の学歴
高市早苗さんは、共学の奈良県立畝傍高校出身。
高市早苗さんが入学した当初の偏差値はわかりませんが、2021年現在、奈良県立畝傍高校の偏差値は69と言われます。
偏差値69といえば、各都道府県でトップレベルの高校と言えます。
このような公立のハイレベルな高校に通っていたということで、高市早苗さんはかなり自頭が良いことがわかりますね。
[box class=”box32″ title=”偏差値69の高校例”]
- 函館ラサール高校
- 狭山ヶ丘高校
- 法政大学高校
- 立命館高校
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そして高市早苗さんは、高校卒業後は神戸大学経営学部経営学科へ進学。
神戸大学経営学部経営学科の偏差値は62.5で、これもかなり高学歴と言えます。
そのため、高市早苗さんは高校・大学では英語は専門的には学んでいないのですが、元々自頭も良く、高学歴なことから学生時代からある程度英語の素養はあったのではと予想されます。
松下政経塾時代に英語を勉強
大学卒業後、高市早苗さんは松下政経塾に入門。
松下政経塾生のなかでも狭き門のアメリカ留学を勝ち取ったのですが、実際に留学するまでに3年半もの間、英語の猛勉強をしていたようです。
メインは政治や経営のことを学びつつ、サブの英語も猛勉強…高市早苗さんはかなりの努力家であることがわかります。
元々英語がネイティブ並みであれば留学前に英語を猛勉強することもないと思うので、高市早苗さんは子供・学生時代から英語がネイティブ並みだったわけではなく、自分の努力で社会人になってからも勉強し続けて英語を習得したのではと思われます。
アメリカで実務を経験
高市早苗さんは1987年に渡米。
そして2年間に渡りアメリカに滞在し、米民主党下院議員のパトリシア・シュローダー氏の個人事務所で、コングレッショナル・フェローとして勤務していました。
実際の仕事内容は議員立法やスピーチのための調査や分析。
[memo title=”MEMO”]高市早苗さんのアメリカでの経歴詐称疑惑が過去に指摘されましたが、それはコングレッショナル・フェローを「議会立法調査官」と造語したことによる勘違いが始まりでした。「”フェロー”がお茶くみなのでは」という疑惑も出ましたが、高市早苗さんは真っ向から否定し、後に潔白が証明されました[/memo]
アメリカで一般的な仕事をしたのではなく、議員がスピーチするための調査や分析を行っていたとなれば、かなり専門的な仕事ですよね。
英語力も日常英会話以上の専門的な知識や語彙力が必要ですし、論理の構成の仕方や統計の読み取り力などでもかなり高度な知識が必要とされると思います。
このことから、高市早苗さんの英語力は日常会話をかなり超えるレベルであるだけでなく、英語的な論理構成力・思考力などもお持ちなのではと思います。
帰国子女でもなく完全に日本の家庭に育ったため、発音や各名詞の加算/不可算などの細かいところを見て行けばネイティブには及ばずアラが見えることはあっても、専門的英会語にも耐えうるレベルの「努力と根性で勝ち取った英語力」なのではと感じます。