ユニフォーム規定違反で大混乱の北京五輪のスキージャンプ。
スキージャンプの選手たちを見ていると、日本選手に限らず外国人選手もゴールドのヘルメットをしている人が多いことがわかりますね。
しかし、高梨沙羅選手だけ青色…
このヘルメットの色の違いには何か意味があるのでしょうか?
詳しく調査しました。
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スキージャンプ選手が金色ヘルメットばかりなのはなぜ?
スキージャンプ選手がゴールドのヘルメットが多い理由は、色々調査しましたが確証ある回答は見つけられませんでした。
そのため、考えられる理由を以下でまとめていきます。
金メダルへのゲン担ぎ
オリンピックといえば、金メダルを目指している選手が大半でしょう。
今までの練習の成果を存分に発揮し「金メダルを取りたい!」というゲン担ぎでゴールドのヘルメットをしている選手もいそうですね。
ヘルメットだけでなく、ゴーグルまでゴールドで顔は金ずくめの選手が多いですね!
ナイターで金色が目立つから
スキージャンプ競技は基本的に夜にナイターで行われます。
なぜなら、夜の方が気温が低くて記録が伸びやすいと言われるからです。
[box class=”box32″ title=”スキージャンプが夜ナイターで行われる理由”]
- 気温が低い方が記録が伸びやすいから
- スキージャンプは他の競技より観客が少なめなので、観客が多い競技を昼にするから
[/box]
夜にスキージャンプをした場合、怖いのは視界が暗くて記録を正確に見てもらえないことですよね。
そのため、ナイターの光に反射するようなゴールドのヘルメットをすることで、審判が見えやすくするという効果があるのかもしれません。
uvexのこだわり?
スキージャンプの各国選手たちを見ていると、ゴールドのヘルメットはヨーロッパ最大のヘルメットメーカuvex(ウベックス)のものだとわかります。
uvexは色々なデザイン・カラーのヘルメットラインナップがあるので、五輪選手にヘルメットを提供するにあたってはゴールドに限らず色々なカラー・デザインを作る技術はあるはずです。
ゴールド以外のヘルメットがあるにもかかわらず、五輪選手が多くゴールドのヘルメットにするのは、もしかしたらuvexのブランディングで高級感を出したいとか、目立ちたいといった思惑があるのかもしれません。
高梨沙羅選手のヘルメットが青色なのはなぜ?
高梨沙羅のヘルメットはいつも青&シルバー
北京五輪前の
ブルーとシルバーの市松模様を思わせるクールな色調に、水墨画の雲のような絵柄が施されています。
実はこのヘルメットはシグネチャーモデルで、高梨沙羅選手のオリジナル。
スポンサーのレッドブルの色ということで、ブルーとシルバーが使われたのでしょう。
後頭部には羽ばたくタンチョウヅルのような模様もあり、力いっぱい空へ羽ばたきたいという高梨沙羅選手の想いも詰まっていそうですね。
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一方、北京五輪で高梨沙羅選手が身に着けたゴーグルは
北京五輪で高梨沙羅選手が使用したのは、光沢がある青色の以下のヘルメット。
サイドにはシルバーで雲のような、空を飛ぶことをイメージした絵柄がプリントされています。
光沢あるブルーとシルバーという色調が一緒の事から、おそらく高梨沙羅選手が北京五輪で使用したヘルメットもレッドブルの支援を受けたものではと思います。
おそらくスポンサーのレッドブルの意向で、レッドブルを思わせるカラーのヘルメットをしているのではと思います。
北京五輪でゴールドのヘルメットにしなかった理由
前述しましたが、高梨沙羅選手は北京五輪前からレッドブルのデザインのパールブルーとシルバーのヘルメットをしていました。
つまり、レッドブルからスポンサー料をもらっているということですよね。
おそらく他の選手にヘルメットの色を合わせるよりも、スポンサーの意向でレッドブルの色のヘルメットをしているのだと思います。
もしくは、ゴールドのヘルメットを製造しているuvexよりも、レッドブルが高梨沙羅選手に対して高額なスポンサー料を提示したのではと思います。
北京五輪でいつものヘルメットにしなかった理由
普段からレッドブルカラーのヘルメットをしている高梨沙羅選手。
そのため、北京五輪でもいつものヘルメットであるシグネチャーモデルを使えばいいのにと疑問に思いますよね。
しかし、一般的にオリンピックでは広告に対して厳しい規定があります。
東京オリンピック開催の際にも、選手が記者会見する背景に企業ロゴを入れてはいけないなど細かな規定がありました。
そのため北京五輪でもスポンサーのロゴや広告に対して厳しいルールがあるに違いません。
実際、高梨沙羅選手のヘルメットも、パールブルーとシルバーのレッドブルカラーであることに変わりはないですが、前面に大きくプリントされていたレッドブルのロゴが北京五輪のヘルメットにはありません。
おそらくそれまで使っていたシグネチャーモデルのヘルメットはあまりに大々的にレッドブルのロゴが入っていたので、北京オリンピックではスポンサー移りが控えめになるようにしたのでしょう。