定期的におとり広告騒動が起こるイメージがあるスシロー。
提供するつもりがない・提供できないことがわかっているのにおとり広告で来客を促すのはひどいやり方ですが、具体的にどのようなおとり広告を出したのでしょうか。
また、なぜ発覚したのでしょうか。
スシローが今までにどのようなおとり広告を打ってきたのかや、なぜ発覚したのかをまとめました。
スシローのおとり広告まとめ
【2021年9月~12月】提供できないウニ・カニの宣伝
2021年9~12月にかけて、スシローは「世界のうまいもん祭」「冬の大感謝祭 冬のうまいもん」などと銘打ってキャンペーン期間を設定し、テレビCMやウェブサイトで宣伝しました。
そのキャンペーン商品のなかで「新物!濃厚うに包み」(税込み110円)や「とやま鮨し人考案 新物うに 鮨し人流3種盛り」(同528円)、「冬の味覚!豪華かにづくし」(同858円)の3点の目玉商品が、全国約600店舗のうち9割超で販売できない期間がありました。
ウニやカニといえば、すしネタのなかでも高級品。それがこれだけのお手頃価格で食べられるとなると、集客効果が大きそうですよね。しかし、9割以上の店舗で販売できないとなれば、広告としては不適切です。
スシローを運営する「あきんどスシロー」の親会社の「フード&ライフカンパニーズ」はマスコミの取材に「予想よりも多く売れ、在庫がなくなって提供できなくなった」と説明しましたが、販売できない店舗があるとわかっていながらテレビCMなどでの宣伝を続け、目玉商品で来客を促したことが問題視されていました。
そのためスシローは2022年6月9日、消費者庁から景品表示法違反(おとり広告)で措置命令が出されています。
【2022年6月】ビール半額キャンペーン
スシローは2022年6月、生ビールジョッキ半額キャンペーンを実施しました。
上の画像は店内広告ですが、「何杯飲んでも生ビールジョッキ半額」と書かれており、キャンペーン終了は7月28日までと書いてあるものの、キャンペーン開始日時については触れられていないため、キャンペーン期間と勘違いして生ビールを注文した客が全額支払いを求められることが起こりました。
その後スシローは生ジョッキ半額キャンペーンのお詫びとお知らせの文書を公開し、対象の客に費用を返還する騒動に発展することに。
[box class=”box32″ title=”ビール半額のおとり広告が発覚したスシローの店舗”]
- 戸田店
- 相模原中央店 等、合計49店舗
[/box]
自らの非を速やかにお詫びして対応したのは良いのですが、昨年のおとり広告騒動があってばかりのタイミングなので、スシローのおとり広告体質に呆れた方も多かったのではないでしょうか。
【2022年7月】ビール半額キャンペーン中の品切れ
前月に起こった生ビールジョッキ半額キャンペーントラブルの記憶も新しい中、さらに同じビール半額キャンペーンでトラブルが発生してしまいます。
というのも、生ビールジョッキ半額キャンペーンが始まった13日から18日までに、少なくとも全国17の店舗で品切れがあったということなのです。
ただの品切れならばおとり広告とは言えませんが、朝イチからビールが品切れだったりしたことから、品切れをわかっていながらキャンペーンで客引きしていることが批判されました。
スシローのおとり広告はなぜ発覚した?
来店客の告発ツイート
スシローの生ビール半額のおとり広告については、2022年7月12日に実際に来店したお客さんのツイートが拡散。
「フェアの開始日書いてないのに席に貼られてたら、今実施中と思うのが普通では、、、?」という疑問をツイートしましたが、10日で31万いいねを集めるほど共感を集めました。
通りすがりの客の品切れ共有ツイート
生ビールジョッキ半額キャンペーンのさなかに品切れが多発していることは、通りすがりの人のツイートからもわかります。
11時の開店時点で品切れとは?#スシロー pic.twitter.com/3Oqu3o1ByB
— 甘栗林 (@amaguribayashin) July 19, 2022
スシローのおとり広告に対するネットの反応
もはやネタ
半額の生ビール欠品 スシロー謝罪 #Yahooニュース
ここまできたらネタやん。寿司屋だけに
引用:Twitter
そもそもの商品にもガッカリの声
スシロー生ビール半額セール!
ジョッキ小さくて量少なっ! pic.twitter.com/EbW63XV0IF— Aiwan@食べたいわん (@TabetAiwan) July 18, 2022