【闇】ワリエワのドーピング疑惑はトゥトベリーゼコーチが原因?騒動の経緯まとめ

ワリエワ選手とコーチのエテリ・トゥトベリーゼ

15歳という若さでありながら圧倒的な技術と美しさで他の選手を圧倒する、ロシアのカミラ・ワリエワ選手

しかし2022年2月11日にドーピングの国際検査機関(ITA)がカミラ・ワリエワ選手がドーピング検査で陽性を示したと発表したことで、世界が震撼しました。

元々ロシアは国家組織的なドーピング問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)からロシア選手団を2022年12月まで主要国際大会から除外するとの裁定が下りていましたが、そのペナルティ期間中に再度ドーピング違反が明らかになったことで世界中がロシア選手のドーピングを心配しています。

さらに驚くことに、選手本人ではなく、コーチなどのスタッフによって選手が気づかない間にドーピングさせられていたのではという説もあります…

ワリエワ選手はコーチにドーピングさせられたのでしょうか。

カミラ・ワリエワ選手とエテリ・トゥトベリーゼコーチをめぐるドーピング疑惑についてまとめました。

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目次

ワリエワのドーピングはコーチが原因?

国内外で広がる「組織主導論」

ワリエワ選手のコーチ

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3389737?pid=24189169&page=1

ロシアは東京五輪の際も国家ぐるみの組織的ドーピングが問題になりました。

そのため今回のワリエワ選手のドーピング疑惑も「組織的にドーピングしたのでは?」という疑念を持たれるのは当然でしょう。

特に、今回カミラ・ワリエワ選手が接種していたのは血管拡張作用があるトリメタジジンという薬物。

心臓治療薬として通常使われるその薬を15歳が自分で接種するとは考えられないという意見が多いです。

国内外のメディアには、この薬物は15歳が摂取するようなものではない、との見方が広がっている。つまり、本人が意図的に摂取したというより、コーチらがメダル獲得のために組織的に主導、「ワリエワはむしろ被害者だ」というものだが、いずれにせよ、現時点でハッキリしているのは「ワリエワがドーピングをやった」という事実だ。

引用:Yahoo!ニュース

そのため、組織的なドーピングと疑われても仕方ありません。

ロシアは他の選手を薬物検査をして潔白を証明するなど、対応が必要ですね。

コーチのトゥトベリーゼによる策略?

ワリエワ選手とコーチのトゥトベリーゼ

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3d7a42d68dd13e73d13d4ca1f4cc7b6f478a6d/images/000

2022年2月11日にワリエワ選手の薬物検査陽性が発覚して大会追放の可能性が出てきたとき、ロシア国内では「恥を知れトゥトベリーゼ」のハッシュタグがTwitterのトレンドになり始めました。

ということは、ロシア国民が一番怪しいと思っているのがエテリ・トゥトベリーゼコーチなのでしょう。

その翌日の2月12日、ワリエワ選手のドーピング疑惑をめぐってエテリ・トゥトベリーゼコーチは「私が自信を持って言えるのはカミラ(ワリエワ選手)は無実であるということ。これは自明の理で何の証明もいらないことです」と報道陣に向かってコメントしました。

「証明がいらないほどに選手は無実である」と言い切りましたが、この言い方は「選手以外は?」と思ってしまいますよね。

そもそもロシアは国家ぐるみでの組織的ドーピングで東京五輪のときもペナルティを受けています

さらに、IOCのバッハ会長も「ドーピング違反が起きた場合、選手だけで行われることは稀で、ほとんどの場合、アントラージュ(周囲の関係者)が関係している」と2022年2月18日の会見で述べています。

ワリエワはまだ未成年だ。ドーピング違反が起きた場合、選手だけで行われることは稀で、ほとんどの場合、アントラージュ(周囲の関係者)が関係している。15歳(ワリエワ)に禁止薬物の陽性反応が出たが、これを本人に投与した人に罪がある。現在、調査しているが、計画した人の説明責任が問われ、最も強い形の措置を取る

引用:THE PAGE

このことからも、選手は無実でも、周りのスタッフやスポーツ委員会主導でドーピングすることも十分あり得ますよね。

ワリエワのエテリ・トゥトベリーゼコーチはどんな人?

あだ名は「氷の女王」「鉄の女」

ワリエワのエテリ・トゥトベリーゼコーチ

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3389737

エテリ・トゥトベリーゼコーチは通称「氷の女王」。

その冷徹な振る舞いや有無を言わさぬ指導法、とにかくストイックな練習を選手に課すことで「氷の女王」と呼ばれているのですね。

しかしエテリ・トゥトベリーゼコーチが指導した選手は優秀な成績を残すことが多く、ロシアの自国開催となった2014年ソチ冬季五輪で一躍脚光を浴びました。

現在も4回転ジャンプをマスターさせる力量に定評があるコーチです。

一流選手のコーチで引っ張りだこ

ワリエワのエテリ・トゥトベリーゼコーチ

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3389737?pid=24194886&page=1

トゥトベリーゼコーチの指導はとにかくストイック。

厳しい練習メニューを課すだけでなく、減量にも相当厳しいといいます。

さらに、上手くできても笑ったり褒めたりもしないとか…超ストイックです。

そのストイックさと冷徹さが辛くて他のコーチに変える選手もいますが、やはり指導がうまいから、結果を出せるからという理由でトゥトベリーゼコーチに戻ってくる選手もいます。

実際、トゥトベリーゼコーチは数多くのフィギュア選手をメダルに導いてきました。

[box class=”box32″ title=”トゥトベリーゼコーチの教え子”]

  • ソチ冬季五輪(2014年) ユリア・リプニツカヤが金メダル
  • 平昌冬季五輪(2018年) アリーナ・ザギトワが金メダル
  • 平昌冬季五輪(2018年) エフゲニア・メドベデワが銀メダル

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しかし、リプニツカヤ選手は金メダルを獲得した翌年である2015年にチームを離れてその後現役を引退。

メドベデワ選手も2018年にブライアン・オーサーコーチに師事するためにカナダ・トロントへ拠点を移しましたが、その理由として「トゥトベリーゼコーチの指導法は成果を上げるものの、成長するにつれて、年々耐えるのが難しくなっていく。優勝しても何の称賛もしてもらえず、それは過酷な経験だった」とコメントしています。

厳しいけれど、指導についていければメダルの可能性がぐっと高まる鬼コーチがトゥトベリーゼコーチなのですね…

しかし、一度離れたもののメドベデワ選手はその後トゥトベリーゼコーチのもとに戻ってきました。

やはり「結果が出る」という点がトゥトベリーゼコーチの魅力なのでしょう。

ワリエワのドーピング騒動の経緯

2021年12月25日 検体を採取

ワリエワ選手は2021年12月25日、北京五輪代表選考に関わるロシア選手権(サンクトペテルブルク)時に検体を採取しました。

2022年2月6日 北京五輪団体戦でトップ

15歳のワリエワ選手。

2022年2月6日に行われた北京オリンピック団体戦女子ショートプログラムでは90・18点のトップ成績を記録します。

点数もすごいですが、まるで氷上の妖精のように華麗に舞う姿に心奪われた方も多かったのではないでしょうか。

これが五輪デビューと言うのですから、鮮烈なデビューですよね!

2022年2月7日 ロシアが団体戦金メダル獲得

ロシアは2月7日のフリーを終え、トップの178・92点で団体戦金メダルを獲得。

この金メダルに大きく貢献したのもワリエワ選手でした。

ワリエワ選手自身も「本当にハッピー以上の気持ちがする」とコメントしていることから、今までの苦しく長い努力が報われた最上級の喜びを感じますね。

2022年2月8日 ドーピング疑惑が勃発

2021年12月25日に採取したワリエワ選手の検体から禁止薬物であるトリメタジジンが検出。

即時の暫定資格停止処分を受け、北京五輪を含む全てのスポーツ大会への参加が禁止されました。

更には、団体戦のメダル授与式も急きょ延期という異例の事態に発展します。

2022年2月9日 ワリエワ側が異議申し立て

ワリエワ選手の検体から禁止薬物が検出された問題に対し、9日にワリエワ選手側がロシア反ドーピング機構(RUSADA)に異議を申し立てました。

そしてロシア反ドーピング機構(RUSADA)は同日夜に暫定資格停止処分解除が決定。

その日のうちに暫定資格停止処分解除が決まるというスピード感…

「なぜ資格停止処分が解除になったのか?」など謎が残りました。

2022年2月11日 ITAからドーピング検査陽性の発表

ロシアのカミラ・ワリエワ選手

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3389737?pid=24195318&page=1

2022年2月11日には、ドーピングの国際検査機関(ITA)がドーピング検査で陽性を示したと発表。

ワリエワ選手は練習後に取材エリアで無言を貫きます。

そしてトゥトベリーゼコーチも2月11日にロシアメディアから直撃を受けましたが、口を開きませんでした。

さらには英国メディアが「禁止薬物を使ったのか」と声をかけ、それにロシアメディアが「失礼だ!」と反論し、一触即発の空気にもなり国際的な関心を集めました。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は出場継続を認めた決定を不服として国際オリンピック委員会(IOC)と世界反ドーピング機関(WADA)が提訴したと発表します。

2022年2月12日 トゥトベリーゼコーチが潔白を主張

ワリエワ選手とコーチの

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3d7a42d68dd13e73d13d4ca1f4cc7b6f478a6d/images/000

ドーピングの国際検査機関(ITA)がカミラ・ワリエワ選手にドーピングの疑いがあることを発表した翌日、エテリ・トゥトベリーゼコーチは「カミラはクリーンで潔白」と報道陣に初めて口を開きました。

私が自信を持って言えるのはカミラ(ワリエワ選手)は無実であるということ」と断言していることから、ドーピングしていないと自信があるように見える一方で、「多くの疑問に対し、答えは出ていない」という発言は歯切れが悪い印象です。

ロシア国営テレビのインタビューに対し、「とても難しい状況になっている。多くの疑問に対し、答えは出ていない。ただ、私が自信を持って言えるのはカミラ(ワリエワ選手)は無実であるということ。これは自明の理で何の証明もいらないことです」としたトゥトベリーゼコーチ。

引用:Yahoo!ニュース

エテリ・トゥトベリーゼコーチは「もちろん、なんらかの手順はとられることでしょう。でも、私たちは選手を見捨てたりしない。病めるときも、健やかなるときも選手とともにいます」とも発言しており、これから試合を迎えるロシア選手たちを励ますような気づかいも感じられます。

2022年2月13日 ワリエワ選手が日本報道陣に挨拶

暫定資格停止処分も解除され、コーチからも「カミラはクリーンで潔白」と太鼓判を押されたワリエワ選手。

2月13日の朝には、日本の報道陣に対して「Good Morning」と挨拶するほど余裕が感じられました。

2022年2月14日 ワリエワ選手の個人戦参加が認められる

ドーピング発覚後、個人戦出場が危ぶまれていたワリエワ選手。

しかし、2022年2月14日15時過ぎに国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)から「個人戦参加可能」の裁定が下りました。

これにより、ワリエワ選手は2月15日の女子フィギュアショートプログラムに出場することが決まりました。

ワリエワの経歴・プロフィール

ワリエワ選手のコーチであるエテリ・トゥトベリーゼ

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3389737?pid=24195324&page=1

まるで妖精のように華麗なワリエワ選手。

ワリエワ選手のプロフィールをまとめました。

[box class=”box32″ title=”タイトル”]

名前:カミラ・ワリエワ
生年月日:2006年4月26日
年齢:15歳

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2009年、3歳でスケートを始める

2009年、ワリエワ選手は3歳でスケートをはじめました。

その後2012年に両親の転職でモスクワに引越し、2014年からはマリーナ・クドリャフツェワに師事しました。

[box class=”box32″ title=”ワリエワのコーチ”]

  • 2014年 マリーナ・クドリャフツェワがコーチ就任
  • 2015年 スタニスラフ・コバリョフがコーチ就任
  • 2017年 ロシアノービス選手権年少で優勝
  • 2018年 エテリ・トゥトベリーゼがコーチ就任
  • 2019年 ロシアノービス選手権年長で優勝

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